パニック障害にCBDは効果がある?|不安・パニック発作との関係を経験者目線で解説

「パニック障害にCBDは効果がある?」

「CBDで不安や予期不安は和らぐ?」

「パニック障害の治し方を調べていたらCBDが出てきた。」

パニック障害について調べていると、

「CBD(カンナビジオール)」

という言葉を目にすることがあります。

私自身もパニック障害を経験した中で、

「不安を少しでも軽くできるものはないか」

とさまざまな方法を調べてきました。

今回は、

パニック障害とCBDの関係

について、現在分かっている研究と経験者として大切だと思う考え方をお伝えします。

※この記事はCBDの使用を推奨するものではなく、一般的な情報提供を目的としています。パニック障害の治療については医師などの専門家へ相談してください。

CBDとは?

CBDとは「カンナビジオール」と呼ばれる、大麻草に含まれる成分の一つです。

大麻という言葉から、

「CBDを使うとハイになるの?」

と思う人もいるかもしれません。

しかしCBDと、精神作用を起こすことで知られるTHCは別の成分です。

ただし、CBD製品だから何でも安全・合法というわけではありません。

日本ではTHCの残留限度値が定められており、実際に厚生労働省が市販のCBD製品から基準を超えるΔ9-THCを検出し、購入・摂取しないよう注意喚起した事例もあります。(厚生労働省)

パニック障害にCBDは効果がある?

一番気になるところだと思います。

現在、CBDには不安を軽減する可能性が研究されています。

2024年に発表されたランダム化比較試験のシステマティックレビューでは、CBDが不安を軽減する可能性が示された一方、研究によって結果にばらつきがあり、より質の高い研究が必要とされています。(PubMed)

別の2024年のメタ解析でも不安症状への効果が示唆されていますが、対象者数が316人と限られており、結果の解釈には注意が必要とされています。(PubMed)

つまり現時点では、

「CBDを飲めばパニック障害が治る」と言えるだけの根拠はありません。

ここは非常に重要です。

パニック障害そのものへの研究はまだ十分ではない

「CBDは不安に良いらしい。」

という情報だけを見ると、

「じゃあパニック障害にも効くのでは?」

と思うかもしれません。

しかし、

不安に関する研究=パニック障害への治療効果が証明された

ということではありません。

CBDの抗パニック作用については以前から研究されていますが、パニック障害と診断された人を対象とする臨床試験が必要だと指摘されています。(PubMed)

最近のレビューでも、CBDを不安障害の治療としてどのように使用できるかについては、十分に強い臨床的根拠がまだ不足しており、パニック障害を含む疾患別の研究が必要とされています。(PubMed)

CBDでパニック障害を治そう」と考えすぎない

パニック障害になると、

とにかく早く楽になりたいと思います。

私もそうでした。

「何か飲めば治るんじゃないか。」

「この方法なら治るんじゃないか。」

そうやって、次から次へと方法を探してしまいます。

でも私自身が回復していく中で大切だったのは、

何か一つに頼って不安をゼロにしようとしないこと

でした。

私が回復のために大切にしたこと

CBDではなく、私自身がパニック障害との向き合い方で大切にしてきたのは、

  • 睡眠不足を避ける
  • 疲労を溜め込みすぎない
  • カフェインを控える
  • 適度に身体を動かす
  • 身体の違和感を監視しすぎない
  • 「また発作が来たらどうしよう」を追いかけすぎない
  • 不安があっても少しずつ行動する

といったことでした。

どれか一つで突然変わったわけではありません。

小さなことを積み重ねることで、

「不安が来ても対処できる。」

という感覚が少しずつ育っていきました。

CBDを「お守り」にしすぎないことも大切

パニック障害では、

「これがないと発作が起きる。」

というものが増えてしまうことがあります。

例えば、

「CBDがないと電車に乗れない。」

「CBDを持っていないと外出できない。」

このようになってしまうと、

CBDそのものが安心を保つために欠かせない存在になる可能性があります。

私自身は、

何かを持っているから大丈夫ではなく、

「何もなくても、発作が来たら対処できる。」

という自信を少しずつ育てることを大切にしてきました。

CBD製品を選ぶ時には注意が必要

CBDについて調べると、

「不安に効く」

「自律神経が整う」

「パニック障害におすすめ」

など、さまざまな情報が出てきます。

しかし、研究段階の情報と広告表現は分けて考える必要があります。

特に日本では、CBD関連製品でもTHCの基準を超えた製品について厚生労働省が注意喚起を行った例があります。(厚生労働省)

また、CBDを含む成分については研究ごとに使用量や製剤が大きく異なり、市販されているCBDオイルやグミなどと研究結果をそのまま同一視することはできません。(PubMed)

パニック障害を克服するために大切だったこと

私にとって一番大きかったのは、

「不安を完全になくす」

という目標をやめたことでした。

以前は、

動悸がある。

息苦しい。

少し頭が重い。

それだけで、

「またパニック発作が来る。」

と思っていました。

でも、

「不安が来ても流せばいい。」

「また来たな、くらいでいい。」

そう考えられるようになってから、

少しずつ不安に振り回されなくなりました。

CBDやサプリメントなど、

外から何かを足す方法を探すことだけではなく、

自分自身が不安との付き合い方を身につけていくこと。

私はそこがとても大切だと感じています。

まとめ|CBDだけでパニック障害を治そうとしない

CBDについては、不安を軽減する可能性を示す研究があります。

しかし、

パニック障害への効果が確立されているわけではありません。(PubMed)

そのため、

「パニック障害にはCBDが効く。」

「CBDでパニック障害が完治する。」

と考えるのは避けた方がいいでしょう。

パニック障害の回復では、

生活習慣。

考え方。

少しずつ行動すること。

必要に応じた医療機関での治療。

こうした複数のアプローチを考えることが大切です。

私自身も、

特別な何か一つで克服したわけではありません。

毎日の小さな積み重ねによって、

少しずつ「不安があっても大丈夫」と思えるようになりました。

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